銀色で細長、動きの速い銀色の虫を見たことはありませんか?たぶんそれはシミです。
このページが何だかシミの愛好家のような内容になってしまったので断っておきますが、私はシミが嫌いです。さんざん被害に遭ってますから。。
シミとは?
私が知っているシミの特徴をまとめてみます。
- 細長い
- 2 本の長い触角と 3 本の尾がある
- 体には銀色の粉のようなものが付いている
- 素速い
- 体は柔らかい
- 紙や衣類を食べて穴を空けてしまう
シミの発生する家
シミとの出会い
私の実家は古い木造家屋です。私に自分の部屋ができたとき、その部屋にはシミがいました。
空き部屋も多い田舎の家なので、収納に困ることはありません。家電製品などを買ったときの段ボール箱は捨てずに大切にしまっています。その段ボール箱を空けると、よくシミが出てきます。その段ボール箱だらけの部屋がシミにとって住みやすい環境であることは間違いないでしょう。
数年前の話です。進学のため、アパートに引っ越すことになりました。築 10 年にも満たない新しい建物です。大切なオーディオ機器を全て段ボールに入れて運びました。すると、その部屋にもシミがいました。私にとってシミは珍しいものではありませんので、そのときは何も考えませんでしたが、もしかすると段ボールなどに紛れ込んで実家から運ばれてきたのかもしれないのです!
シミによる被害
準備中。。
飼育方法
部屋でシミを見つけ次第、荷造り用テープでくっつけるように捕まえて折りたたみ、逃げ口を塞いで捨てていましたが (どうせなら潰してしまう方が楽ですが、壁などが汚れるのは嫌だったため)、ある時飼育してみようと思ったのが始まりでした。飼育はとても簡単です。
環境
温度や湿度の影響を受けるかもしれませんので、既にシミが発生している部屋で飼育するのが望ましいかもしれません。
捕獲
シミの体はとても柔らかく、指でつかむとつぶれてしまうと思います。また、体に付いている銀色のウロコのようなものがはがれ落ちる可能性がありますので、どのような形であれ、つかむのは好ましくないと思います。私はいつも小さな容器状のものに誘導して捕まえています。
飼育ケース
秋月電子通商で買ったアクリルケースに入れています。通気口はもちろん作っています。
エサ
紙を与えます。紙にも好みがあるようです。 10 種類程度の紙で試した結果、よく食べた紙と、目視の限りでは全く食べていない紙があることがわかりました。再生紙よりも上質な紙を好むようです。
- よく食べた紙
- DM の挨拶状 (質のよさそうな紙)、ティッシュペーパ、半紙
- あまり食べない紙
- 封筒、プリンタ用紙 (再生紙)、雑誌、新聞紙
気付いたこと
種類の異なる黒いシミ
ある時、大きくて黒いシミを捕まえました。銀色のシミと比べると、触角や尾が太くて長く、形も若干異なります。しばらくの間、銀色のシミと同じ容器に入れていましたが、動き回る黒色のシミに対して、銀色のシミが落ち着かない様子に思えてきたため、別の容器に移しました。銀色のシミ以上に素速いです。
触角と尾の再生
中には捕獲した時点で触角や尾を一部失っているシミがいました。ところが、それらは再生できるようです。どのように再生したかはわかりません。
銀色と黒色の粉
シミを飼っていると、銀色と黒色の粉のようなものが発生します。黒色 (こげ茶色) の粉は、フンだと思われます。では銀色の粉はというと、体からはがれ落ちた粉だと思われます。銀色の粉は一ヶ所にまとまって落ちていることもあります。。
卵
ある時、腹部が他とは異なるシミを捕まえたことあがりました。極端にふくらんでいるわけでなく、他と比べれば若干長く見える程度です。その翌日、卵を確認することができました。薄い肌色です。