kendomo.net というドメインは Value-Domain.com で取得しました。これを自宅サーバで使うための設定方法です。
このページの情報は過去に設定していた内容であり、2005 年 9 月現在の設定とは大きく異なります (今では自宅サーバからのコンテンツ公開自体をやめてしまいましたし、80code.com も使っていません)。しかし、ドメインを設定する上での参考になるかもしれませんので、引き続き公開しています。
複数のサブドメイン
このサイトのドメインは home.kendomo.net ですが、この他にもサブドメインを割り当てて XREA や 80code.com で公開しているサイトがあります。実際には画像専用のサブドメインがありますが、これ以上増えると例として複雑となるため、省略します。
- www.kendomo.net
- けんどもネット → xrea の s1 サーバ
- k.kendomo.net
- K@けんどもネット → xrea の s1 サーバ
- photo.kendomo.net
- Photo@けんどもネット → xrea の s1 サーバ
- kendomo.net
- 転送用 → xrea の s1 サーバ
- home.kendomo.net
- Home@けんどもネット → 自宅 (210.79.14.120)
- md.kendomo.net
- MD@けんどもネット → xrea の s1 サーバ
- watch.kendomo.net
- Watch@けんどもネット → 80code.com の s3 サーバ
設定
Value-Domain.com では無料で DNS サーバが提供されています。取得した時点で dns1.name-server.com などといった DNS サーバが割り当てられているはずです。私は管理画面の DNS 情報変更ページで以下のように設定しています。
番号 | ホスト名 | ターゲット | タイプ | MX設定 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | www | 219.163.200.65 | A | 10 | www.kendomo.net の A レコードの設定。 219.163.200.65 は XREA の s1 サーバ。 |
2 | @ | 219.163.200.65 | A | 10 | kendomo.net (サブドメインなし) の A レコードの設定。 219.163.200.65 は XREA の s1 サーバ。 |
3 | k | 219.163.200.65 | A | 10 | k.kendomo.net の A レコードの設定。 219.163.200.65 は XREA の s1 サーバ。 |
4 | photo | 219.163.200.65 | A | 10 | photo.kendomo.net の A レコードの設定。 219.163.200.65 は XREA の s1 サーバ。 |
5 | home | 210.79.14.120 | A | 10 | home.kendomo.net の A レコードの設定。 210.79.14.120 は自宅の IP アドレス。 |
6 | md | 219.163.200.65 | A | 10 | md.kendomo.net の A レコードの設定。 219.163.200.65 は XREA の s1 サーバ。 |
7 | watch | 208.185.247.84 | A | 10 | watch.kendomo.net の A レコードの設定。 208.185.247.84 は80code.com の s3 サーバ。 |
8 | @ | home.kendomo.net. | MX | 10 | kendomo.net (サブドメインなし) の MX レコードの設定。優先度 10 は home.kendomo.net (自宅) 。 |
9 | @ | www.kendomo.net. | MX | 20 | kendomo.net (サブドメインなし) の MX レコードの設定。優先度 20 は www.kendomo.net (XREA の s1) 。 |
A レコードに対する MX 設定は不要だと思うのですが、勝手に入ってしまいます。現在、 MX レコードは FQDN (完全修飾ドメイン名) で指定する必要があります。最後のドットを忘れないようにしましょう。
- 実際の管理画面
- この画面は過去の設定のものです。
セカンダリメールサーバ
もちろん、セカンダリメールサーバの設定は任意です。使用するメールサーバの安定性が信用できるのなら、メールサーバを運用したいホスト名に対し、 MX レコードは 1 つだけで構いません。それでも、万一自宅サーバが動いていないときのためにセカンダリメールサーバの設定をしました。上の設定にはホスト名が @ (ホスト名なしの kendomo.net) には MX レコードが 2 つ設定してあります。それぞれの MX 設定は 10 と 20 になっています。メール配送の際、この値が小さい方が優先されるため、自宅サーバが動いているときは自宅サーバへ配送され、自宅サーバに問題があるときは XREA の s1 サーバにメールが配送されることになります。
この方法は XREA にアカウントを持っていることが条件となります。 XREA はあくまで Web ホスティングサービスなので、メールのみの利用は認められていないようです。
セカンダリは XREA でなければならないような書き方となってしまいましたが、独自ドメイン名のメールを使用できる環境であれば、他社のサーバでもできると思います。
- XREA のドメインメール設定画面
postmaster@kendomo.net と kendomo@kendomo.net を作成し、それをプロバイダのメールアドレスに転送する設定をしています。
nslookup で確認
DNS の情報が設定されたかどうかを nslookup コマンドを使って調べます。
A レコードの確認
Address が自宅サーバの IP アドレスになっていれば OK 。
$ nslookup Note: nslookup is deprecated and may be removed from future releases. Consider using the `dig' or `host' programs instead. Run nslookup with the `-sil[ent]' option to prevent this message from appearing. > > home.kendomo.net Server: 192.168.1.1 Address: 192.168.1.1#53 Non-authoritative answer: Name: home.kendomo.net Address: 210.79.14.120
MX レコードの確認
set type オプションを使うと MX レコードの確認ができます。
$ nslookup Note: nslookup is deprecated and may be removed from future releases. Consider using the `dig' or `host' programs instead. Run nslookup with the `-sil[ent]' option to prevent this message from appearing. > set type=mx > > kendomo.net Server: 192.168.1.1 Address: 192.168.1.1#53 Non-authoritative answer: kendomo.net mail exchanger = 20 www.kendomo.net. kendomo.net mail exchanger = 10 home.kendomo.net. (続いて応答した DNS サーバが表示されますが、長いので省略)